個人として働くエンジニアもいますが、多くの場合はチームとして働いているのではないでしょうか。ソフトウェアやアプリの開発などは特に、複数のエンジニアがプロジェクトチームに参加し業務の達成を目標とします。そのため、エンジニアにとってもプロジェクトにとっても、チームの出来というのは気持ちよく業務を行う上で重要なファクターとなります。
優れたチームの特徴としてまず挙げられるのは、円滑なコミュニケーションが取れているという点でしょう。
業務上の相談がしやすい雰囲気が日ごろから保たれるために、なんてことのない雑談なども含めチームの人員同士でコミュニケーションが取れているかどうか、トラブルの基になりそうな人たちが常に傍にいる配置になっていないかどうかは、とても重要です。
これについては、リーダーの人員配置スキルが重要になってくるところで、チーム全員が仲が良い必要はない、というのがポイントです。
たとえば、エンジニアのAさんはエンジニアのBさんとは関係に問題がないけど、スケジュール管理のCさんとはトラブルがあったとします。その場合、AさんCさん間で必要な連絡をBさんを介して行えるよう、Bさんをエンジニア部門の連絡係に配置する、といった人員配置を行うのです。こうすれば、業務上必要となるコミュニケーションは円滑に進むでしょう。
Bさんの負担にならないよう、手当てがつけられたりリーダーや事情を知っている人がフォローに入れる体制も整えられたりしていたら、まさに優れた開発チームと言えます。